仕事をしていると、早かれ遅かれ今の仕事を辞めたいと思う人が多い。何らかの問題を抱え、それがストレスとなり、辞めたくなる人が多いのです。
ですが、仕事を辞めたいという気持ちだけで簡単に仕事を辞めてしまっては、生活していくことは困難です。まして家族のいる人なら結婚した相手や子供たちにまで影響が及んでしまうことになります。また、仕事を辞めては転職してをあまりに繰り返していると、「この人は長く働くことのできない人だ」という判断を下されて、信用を失い、働くことができなくなってしまうこともあります。そういったことにならないようにするためにも、仕事を辞めたいと思ったときの心得について紹介します。
【なぜ今の会社に入ろうと思ったのか】
初心に返るということはなにをする上でもとても大切なことです。仕事を辞めたいと思う人の多くは、もうすっかり今の職場に魅力を感じなくなってしまって、新しい仕事に目を配っています。そんなときこそ初心に返って自分はなぜこの仕事をしようと思ったのかをもう一度考え直してみましょう。もしかしたら新しい仕事より魅力的な初心を思い出すかもしれません。初心に返っても今の仕事はつらいと感じるときは新しい仕事を検討する時期に来ているのかもしれません。
【仕事を辞めたい理由を書いてみる】
初心に返ってもまだ今の仕事に魅力を感じなくなってしまっている場合、自分がなぜ今の仕事を辞めたいと思っているのかを書き並べてみましょう。箇条書きでもかまいません。書くことによって感情的な理由で仕事を辞めてしまうことを防ぐことができます。
【仕事を辞めたくない理由を探して書き出す】
辞めたい辞めたいと思っているとなかなか難しい問題ですが、今の仕事の魅力や辞めたくない理由などを見つけて幾つか書いてみましょう。冷静に考えて書くことで、感情的な理由だけで仕事を辞めてしまうことが回避できます。
【自分の気持ちにもう一回問いかける】
冷静に仕事を辞めたい理由と辞めたくない理由を書き出したら、それを見比べて見ましょう。どちらが自分にとって魅力的ですか。冷静に判断して、それでもやっぱり今の仕事には魅力がないと感じるのであれば仕事を辞めたほうがいいでしょう。
【目標を立てる】
5年後、10年後の自分はどうなっているのでしょうか。また、どうなっていたいのでしょうか。5年後、19年後の目標を立ててみましょう。今の仕事を続けていてその目標は達成出来るでしょうか、目標が定まっていればその目標に向かって進んでいくことができます。
【辞めた後の現実的な問題を考える】
ただ闇雲に「辞めたいから辞める」というのでは話になりません。家族全員を路頭に迷わせてしまうことになります。ですから、もし仕事を辞めたら次の仕事が決まって落ち着くまでにかかる費用などを産出してみましょう。失業保険はどのくらいはいるのか、保険料や住民税、その他の支払いや生活費も考えなくてはなりません。
次の仕事が見つかるまでの生活が保障できそうですか?もし、それができないようであれば仕事を辞めてから次の仕事を探すのはやめたほうがいいでしょう。今のまま仕事を続けながら新しい仕事を模索していくことが肝心です。
このようなことを冷静に考えながら、仕事を辞めるかどうか判断していきましょう。